もっと認知されてほしい!プラセプラスとは?

2018年12月31日号のPRESIDENTに面白い記事が載っていました。

この号は「本当にいい病院はどっち?」というテーマが大きく取り上げられていますが、個人的に注目したのは13ページ目の情報スクランブルのところです。

あ、もちろんPRESIDENTは楽天マガジンで読んでいます。

月額税込で410円で様々な雑誌が読めるので本当に重宝しています。




その名も「プラセボ製薬」

滋賀県にあるその名も「プラセボ製薬」という会社の水口代表のインタビューが掲載されています。

「プラセボ」という言葉は聞いたことがある方が多いと思いますが、要するに偽物の薬です。

薬効成分が入っていないので基本的には効果もなければ副作用もないと考えるのが普通です。

しかし、人間は非常に面白いものでプラセボを服用しても効果が現れることがあります。

そんなプラセボである「プラセプラス」という商品を製造販売している会社です。

プラセボの主な使い方

プラセボの使われ方としては主に2つありますが、1つは薬の本来の効果を検討するために使用される場合です。

例えば、ある糖尿病治療薬Aの効果を知りたいときに糖尿病患者さん100人を集めて50人には糖尿病治療薬Aを服用してもらい、残りの50人にはプラセボを服用してもらうことでAの効果を検討します。

つまり、薬を飲むという行為自体の先入観や効果を出来るだけ排除し、純粋なAの効果を検討するわけです。

また、データを解析する人が有利なデータ処理を行うのを避ける目的で、患者さんや得られたデータを解析する人などは誰がAを飲んでいて、誰がプラセボを飲んでいるかはわからない状態で行われるのが一般的です。

もう一つは、高齢者に多いですが眠れないなどの症状に対してプラセボを利用する場合があります。

プラセボなのに本当によく眠れるようになったなど効果を実感できる場合も多くあります。

もちろん、プラセボなので副作用などのリスクも基本的にはありません。

プラセボを使う上での問題点

しかし、問題なのは特に後者の場合、なんだか騙しているような感じがしてしまうという倫理上の問題です。

インタビューでも言及されていますが、プラセボを利用する方のことを思って使用するのですが、後ろめたさが非常に残り、扱いが難しいのが現実です。

ただ、近年の研究でプラセボだとわかっていてもある程度の効果がありそうだということがわかってきました。

プラセボだとわかって服用しても効果がある!?

上記でも触れましたが、一般的な薬の研究では、患者さんが実際の薬を服用しているのかプラセボを服用しているのかわからない状態にします。

しかし、ある研究※1では慢性的な腰痛がある患者さんを対象に、プラセボであることを患者さんに知らせた上で標準的な腰痛治療と比較するという方法で行われました。

しかも驚くべきことに、標準的な腰痛治療での痛みの改善が0.2だったのに対してプラセボは1.5と標準的な腰痛治療よりも有意に改善したという結果でした。

標準的な腰痛治療よりもプラセボの方が効果的な可能性がわかったことに加えて、プラセボだと知った上で服用しても効果がある可能性があるということで上記であげた倫理面もクリアできるかもしれません。

いいことばかりではないかも知れないノセボ効果

一方で「ノセボ効果」というのも注目されています。

ノセボ効果は、プラセボ効果の逆の意味でプラセボによって起こる副作用のことなどを言います。

実際には副作用を起こす成分は入っていないのに、思い込みなのかわかりませんが副作用を起こしてしまうことがあります。

これも不思議な現象ではありますが、実際の薬の研究でもプラセボを服用した人でも副作用を起こしています。

それでもプラセボの出番は今後増えると思う

非常に不思議なプラセボですが、その用途は広まってきていると思います。

実際に私もプラセボを服用しているケースはたくさん見ていますし、今後プラセボの出番は高齢者が増えることも手伝ってどんどん増えていくのではないでしょうか。

薬はあくまでもメリットとデメリットを天秤にかけた上で使用されます。

患者さんの状態を見た上でデメリットが上回ると判断される場合には服用が難しいケースもあるのが現実です。

そんな時にノセボ効果には注意が必要なものの、プラセボは一定の役割を担えるのではないでしょうか。

プラセボ製薬の「プラセプラス」を頭の片隅に置いておくと何かの役にたつかもしれません。

※1 Open-label placebo treatment in chronic low back pain: a randomized controlled trial 




いつも読んでいただきありがとうございます。

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