日経トレンディから読み解く薬と薬局

今回は投資とは少し離れた話題ですが日経トレンディで「カリスマ薬剤師が教える!飲むべき見直すべき薬」という特集が組まれていたので読んでみたまとめを書いてみようと思います。

正直、個人的にはこうした雑誌では薬や薬局に対する偏った意見が散見することが多いのでややテンション低めで読んでみたのですが思った以上にいい内容でしたので目を通してみることをオススメします。

 

薬局をファーストアクセスの場とするのは賛否ありそう

まず一番最初に出てくる記事は総合診療医の岸田直樹さんの文章です。

岸田さんは私が一方的に存じ上げていて著書も読ませていただいています。

 

この記事の内容については賛否両論あると思います。

私たち薬剤師は診断ができるわけではありませんからね…。

ある程度の鑑別はできるかもしれませんが、風邪だと思ったら違ったとか、軽症だと思ったら違ったとか体調不良の時のファーストアクセスの場所としてというのは議論が加熱しそうだなと思います。

ただ、一つ言えることは症状を聞いてそれに対する薬を選ぶことは私でも可能です。

炎上覚悟で言うと、診断もなしに症状に対応した薬を出しているだけのところも散見しますが正直それなら私でも出来ます。(まあ患者さんに聞いた話なので真偽は定かではありませんが…。)

 

その処方は大丈夫?はちょっと専門的な部分を含んでいるかも

次にその処方は大丈夫?です。

ここの内容は少し専門的な印象も含んでいると思うのでわからないところは医療従事者に聞いてみるのもいいと思います。

私のブログの読者の方々は若い方が中心だと思いますので内容をピックアップすると、やはり風邪やアレルギー性鼻炎だと思います。

 

風邪に抗菌薬は不要

風邪の9割はウイルス性で抗菌薬は効果がないと言う話はどこかしらで耳にしたことがあると思いますが、その内容が記載されています。

もうこれだけ色んなところで話題に上がっているのでいい加減、風邪っぽい症状=抗菌薬という処方が無くなってもいいと思っているのですがまだまだかなりあります。

患者さんにこれを言うのはどうなのかな?とも思いますが、患者さんが変われば医療の形も変わります。

是非とも患者さんの側から不要そうであれば抗菌薬はいりませんと進言していって欲しいと思ってます。(一部抗菌薬が必要な風邪もありますので医師の指示に従ってくださいね。)

 

アレルギー性鼻炎

またアレルギー性鼻炎、日経トレンディの記事では内服薬に焦点が当たっていますが、市販(OTC)の点鼻薬を購入する際にはご注意ください。

市販の点鼻薬には血管収縮成分を含んでいる商品があり、症状が本当にひどい時だけの使用に留めた方がいいです。

この血管収縮成分が含まれている点鼻薬の使用を続けてしまうと逆に症状が悪化し大変なことになってしまいます。

実際に購入する時にどの点鼻薬に血管収縮成分が含まれているかわからないと思いますが、購入する際に対応したのが薬剤師であれば含まれているかわかります。

なので購入する際に薬剤師に相談しましょう。

仮に血管収縮成分が含まれているなら購入する時「長期間に渡って連続して使用しないで。」といった注意喚起があるはずです。

もしそういった注意喚起がなかった場合は他の薬局なり他のドラッグストアに行くようにした方がいいです。

 

最も注目して欲しいのがChoosing Wisely

そして何と言っても注目なのが「Choosing Wisely」です。

Choosing Wiselyがこういった雑誌にでかでかと掲載されたというのは非常に意味があると思います。

ここは実際に読んでもらうのが一番速いので是非読んでみてください。

1つ言えることはここに書いてあることが100%正解というわけではありません。

ただ、自分でそれにかかる費用とその効果を測る上で参考になる考え方の1つではないかと思います。

 

ジェネリックに関しては割愛しま〜す。

もう添加物が違うからって話はいいです…。

 

3つのOTCに対する誤解を解きましょう

ここからはOTC編です。

いわゆる市販薬ですね。処方箋なしでも変えます。

花粉症の薬が保険適応外になるという話で耳にした方も多いかもしれません。

そしてこの記事必見です!!

非常によくまとまっています。

 

まず、ロキソニンSプレミアムに含まれている「アリルイソプロピルアセチル尿素」。

CMなどですごいロキソニンSプレミアムを押しているのを目にしたりするのですが薬剤師的には万人にオススメできるものではありません。

なぜかと言うとこの「アリルイソプロピルアセチル尿素」には眠くなる効果があったり習慣性があったりするからです。

ロキソニンの成分1つでいいケースも多く見かけますので自分がどういう痛み止めを必要としているかを確認する必要があります。

 

また、パブロンの風邪薬についても記載がありますが個人的にはジヒドロコデインという成分が含まれている風邪薬はオススメしにくいんだけどな…。

咳止めならデキストロメトルファンの方をオススメしたいです。

まあ私の意見はいいや。笑

 

というわけでOTCの記事も注目です。

でも一番いいのはかかりつけの薬剤師を決めて何かあった時にはその人に相談する事ですね。飲む薬が決まっているならネット購入で十分ですね。

 

ドラッグストア🉐最強決定戦

最後にドラッグストア🉐最強決定戦です。

こちらも非常によくまとまっているので自分の生活圏にはどのドラッグストアがいいのかよく選ぶと意識しないでも節約することができそうです。

 

ただ個人的に最もお得なのはやはりウエル活として有名なウエルシア薬局の毎月20日はTポイント1.5倍キャンペーンです。

還元率がほぼ横並びのドラッグストア業界にあってこのキャンペーンは非常に強力。

日用品や食品も購入できるので用途の広いキャンペーンです。

ちょうど10月20日は日曜日ですので買い物に出かけるのもいいかもしれません。

 

そして、今回の日経トレンディには記載がありませんが個人的に注目しているのはマツモトキヨシです。

マツモトキヨシはQUOカードが使えるのが注目です。(一部使用できない店舗あり)

株主優待などで株式投資をされている方は何かともらう機会のあるQUOカードがドラッグストアで使用できるので用途は結構広くなります。

 

薬剤師の力を利用する

世の中これでもかと言うほど薬剤師批判だらけです。

しかし私が見ている限りこの長く続く批判の中薬剤師は着実に力をつけてきました。

その結果現在は医師よりも薬に対して遥かに詳しい知識を持った薬剤師が多く誕生しています。

「でも私が知ってる薬剤師はダメだ。」と言う方は何故薬剤師を選ばずに批判するのでしょうか?

ダメなのは薬剤師だけなのでしょうか?

正確にはダメな薬剤師もいればいい薬剤師もいる。

そしてこれは全ての職業に当てはまることですよね。

 

ぜひある症状=薬という短絡的な行動ではなく薬剤師の力を使って充実した人生を歩んで欲しいと思います。

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