僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?を読了

お盆休みを有意義に過ごせましたし、少しばかり本を読む時間が多く取れたので、今回も読書感想文です。

こちらもちょっと長くなりそうなので2回ほどに分けたいと思います。

また、今回もネタバレバッチリだと思いますので気になる方はここで読むのやめてくださいね。




長時間労働や働き方改革などといった話題を目にしない日がないほど様々な議論がされていますが、実際どれも根本的な解決には至っていないように思います。

医療業界でも、特に総合病院などで働く医師の働き方で様々な議論が活発になっています。

影に隠れて実は薬局薬剤師もいわゆるブラック企業のような働き方を強いられる例もあり、例外ではないんですよね…。

そんな中で、定例開催の投資会で紹介されたこの本「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」は、カール・マルクス著の「資本論」とロバート・キヨサキ著の「金持ち父さん貧乏父さんの2冊を読み込んだ著者が綴った本ということで非常に興味深く読ませていただきました。

個人的な勘違いで、カール・マルクスの資本論は資本主義の悪いところばかりをあげつらって共産主義を押し通そうとする本だとばかり思ってたので読んだことがなかったのですが、この書籍を読んで、資本論も読んでみたくなりました。

給料がなぜ今の額なのかを考える

まず給料がなぜ今の額なのかを考えるところから始まります。

私自身も勘違いしていたことが多く、考えさせられました。

まず、給料の決まり方は、

1.必要経費方式

2.利益分け前方式

p.22参照

の2つがあるとしています。

日本企業のほとんどはこの必要経費方式としていて、翌日も同じ仕事をするのに必要な経費を給与として渡しているという形になります。

書籍には理解されやすい範囲で書かれていますが、明日も仕事をするためには食事をする必要がある、寝る必要がある、服を着る必要がある、気晴らしに月1回ほど飲みにいく必要があるなどの一般的な必要金額の合計で給与として支払われていると主張しています。

逆にいうと、どれだけ仕事を頑張っても、会社の利益に貢献しても明日も仕事をするために必要な経費で給与が計算されているのでその頑張りなどは給与に反映されにくいと…。

「おいおい!そんなわけない!」と思われるかもしれませんが、思い当たるところがありすぎませんか?

例えば、自分の方が仕事が速いしできるのに給料は同じ額…。(←はい。これ私のこと。)

頑張って売り上げが上がったのに給料は同じ額…。(←はい。これ私のこと。)

自分自身思い当たるところがありすぎて、そういったことに文句言ってた過去が恥ずかしくなりました…。

逆に年収1000万円でも貯蓄がない、生活に余裕がないという話です。

よくニュースなどでも取り上げられていますが、これも上記で説明ができるわけですね。

次の日も同じ仕事をするために必要な金額が1000万円なだけです。

それだけ責任などが他の仕事に比べて大きいということなので必要経費が多いだけということですね。

さらにさらに、転職して年収が上がった場合も同じです。

「明日も同じように働くために必要なお金」が給料として支払われているだけでそれ以上でもそれ以下でもないわけです。

価値と使用価値の違い

ここでこの書籍の中の言葉の定義を理解しないと先に進まないので覚えておきたいと思います。

「価値」と「使用価値」です。

使用価値 → 使って便利かどうか、役に立つかどうか

価値 → それを作るのにどれくらいの手間がかかっているか

          p.51参照

そして、商品の値段はこの「価値」をベースに決まるとしています。

どれくらい使用価値、つまり便利さとか役に立つとかは値段には関係ないんですね。

これは結構衝撃的。

本書ではおにぎりなどの例が載っていますが、原材料であるお米などの価値と労働力などの価値の合計で値段が決まっています。(その後の章で会社の利益は労働力の価値に依存するとしています。)

労働力も商品

そして経済学的には労働力も商品つまり売り物なので、様々な原材料の価値の積み増しで決まっています。

もちろん奴隷とか人身売買という意味ではありません。

食事の価値+住居の価値+洋服の価値+その他の価値=給与

となるわけですね。

なので資格取得や医師や弁護士などの免許の価値などその資格取得などに費やした時間や労力も加算されることになるので給与が上がると説明されています。

経済学的にはワーキングプアは当たり前

ここまでで1章だけなんです(全6章)が、もう思うところありすぎてですね…。

そりゃ私の給与もなかなか上がりませんし、ワーキングプアだとか、高年収でも生活は苦しいとかになりますよね。

だって経済学的には、必要経費しか渡されていないんですよ。

貯蓄に回せるお金があるわけないじゃないですか…。

明日も同じ仕事をするために必要なお金しかもらってないんですから当然です。

そして、いつもブログではできるだけ固定費を下げて貯蓄に回そう!と触れ回っていますがそれもなかなか難しそうというのが想像できます。

資格取得などについても同様に考えられますね。

それまでに費やした時間などが価値としてプラスされるので給与が上がりますが、その分責任や忙しさも上がり、次の日も同じ仕事をするために必要な費用も上がるかもしれません。

なので結果的に資格取得して給与は上がったけど経済的に楽になったとは感じないとなる可能性もあります。

こうして読むと非常に絶望感しかないのですが…。(苦笑)

ここからどう働き方を見つけていくのでしょうか。

非常に楽しみですね。




いつも読んでいただきありがとうございます。

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