軽い風邪などでの受診は自己負担上乗せ…になるかも?

初のニュースネタですが、薬剤師としては無視できない内容なのでお知らせの意味も込めて…。




軽い風邪での受診で自己負担が上がる?

財務省は膨張する医療費、介護費を抑える案として軽い風邪などでの受診の場合には自己負担を上乗せしようと提案しています。

勘違いしないで頂きたいのは、これはあくまで財務省案なので実際に上乗せになるかどうかはまだまだわかりません。

言い方悪いかもしれませんがただの案です。

この財務省から出てきた案は結構案で終わってることも多いですからね…。

おそらく各方面からの相当な反対意見が出るでしょう。(というか既に出てきています。)

それに加えて現在全国統一の診療報酬を自治体の判断で下げられる様にするという案も出ています。

ちょっとニュース記事は少し前のニュースだからか記事が削除されててリンク貼れません…。

個人的には反対。でも…

個人的には上乗せすることには反対で、風邪かどうかの診断は必要だと思います。

(風邪の診断も難しいと言われています。風邪と診断されたが違ったというのもあるかもしれません。診断を受けても。今回はその議論は置いておいて…。)

しかし、確かに風邪で「薬が欲しくて」受診している方もいるのが現実です。

そして風邪で受診し薬を貰えば「治る」と思っている方もいるのが現実。

声を大にしていいますが、

風邪を治す薬はありません!!

一般的な風邪はウイルスが原因と以前にも書きましたが、風邪の原因であるウイルスに効く薬はありません。

一般的な風邪で処方される薬は全て対症療法といって、風邪のつらい症状をある程度緩和するという効果になります。

しかし、副作用はバッチリあります。

風邪薬の代表的な副作用

有名な総合感冒薬のPL顆粒やピーエイ錠は眠気という副作用はご存知の方も多いと思いますが、その他に口が乾きやすくなったり、高齢者の男性の場合は尿の出が悪くなったりします。

また、2歳以下の小児に対しては外国での投与で致死的な呼吸抑制が起こったとの報告がある為投与禁忌となっています。

咳止めとして使用される「フラベリック」という薬。

これは音が半音下がって聞こえるなど音の聞こえ方に関する副作用があります。

もう一つ咳止めとして使用されているリン酸コデインなどのコデイン類の咳止めは12歳未満の小児では呼吸抑制が強く死に至る危険があるとして禁忌とする旨をFDAというアメリカの厚生労働省みたいなところが発表し、日本小児科学会も使用の制限が必要と発表しています。

こういう風に書くと副作用などのデメリットだけ強調して恐怖を煽り使用を控えさせようとしていると捉えられるかもしれませんが、個人的な意見をいうと使用を控えてもらいたいと思っています。(笑)

薬屋なのにね…。私のように薬局で働いている身としたらこういった薬を処方してもらった方が儲かるのに…。

コデイン類の咳止めは確かによく効きます。

しかし、呼吸抑制以外にも便秘などの軽度な副作用も出やすいです。

フラベリックは…。あまり新しい研究というのがなく効果はどの程度なのかわかりません。

薬のデメリットも考えて使う

よく小学校の薬物乱用教室などで話すことですが、薬を逆から読むとリスクなんですよね。

非常に難しいことですが、個人個人で薬を飲むことのメリット、デメリットを考えてみて欲しいと思います。

わからなければ医師や薬剤師を使う。これがいいと思います。

iDeCoなどの登場で自分の老後は自分でという流れになってきています。

医療の側面からも自分の人生を生きて頂きたい。

そして微力ながらそのお手伝いができる薬剤師になりたいと思っています。




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